通告に従いまして紘基会 寺本、一般質問いたします。大きく2問。
大きな1、アジアゾウの群れ飼育について
佐原市長の独断専行型アジアゾウ10頭の群れ飼育事業は、いまの国地方の
状況を踏まえますと問題が大変大きく、このまま推進には全く賛同できません。
前回9月議会に引き続きこの問題について質問いたします。
一番の問題は財源です。
現在おかれている日本の状況は、超高齢社会に突入、ゾウ10頭群れ飼育の
オープン時期には75歳後期高齢者は全国で2000万人を超え、豊橋市では現
在の32,000人から56,000人程に増え福祉医療介護に膨大な費用が必要とされ
ます。国の借金は1000兆円を超えております。予算の半分は借金赤字国債で、
その利息だけでも年間10兆円を支払います。この借金国債も今後は議会の議決
を必要としないとする法案が出されようとする有様です。
地方自治体は国からの補助金や交付金で賄っており、借金は子や孫に付回さ
れていきます。国や地方は身を切る覚悟で無駄を無くし、行政改革をしていくこと
が納税者住民より強く求められております。
さて、この度の市長選投票率は41%という結果に終わりました。この結果に私は
落胆している1人です。私の5年余の議員活動から思うに、税金の使われ方を詳し
く知らない住民が大変多い。自分たちの税金がどのように使われているかを、よく
知れば住民も関心を持つこととなり選挙の投票率ももっと上がったと思います。
住民が関心を持つような情報発信が必要だと痛感しております。
今回の市長選では「ゾウ群れ飼育事業」が争点の一つとなりましたが、この事業
についてはじめて聞く、と言う人も少なくなかった。
多額の費用を必要とする事業であり、札幌円山動物園のように事業費を明記した
分りやすいアンケートを行うべきです。8年後の平成32年オープン時までにゾウ10頭
の群れ飼育に要する購入費、エサ代、職員の人件費などを明記したアンケートで市
民の理解を得たうえで行われるのが民主主義です。
行政に限らず議会も税金の使われ方を厳しくチェックしムダを徹底的に無くす努力
をする。その一方で市民に分りやすく情報公開をしていくことが必要であり、責務であ
ると考えております。前回の9月議会では本市は、ゾウ群れ飼育のアンケートを広く
市民に行うと答弁されております。
以上のことから以下3点質問します。
1、アジアゾウの群れ飼育について
(1)、ゾウ群れ飼育の賛否を問う市民アンケートはいつ、どのような内容で行うのか
伺う。
(2)、佐原市長は、選挙前はアジアゾウ群れ飼育を「都市間競争に勝ち抜く最高
のコンテンツとなる」と表明していたが、現在もそのように認識されているのか
伺う。
(3)、今後のゾウ群れ飼育の計画について伺う。
続きまして、住民が利用する公共施設の運営プランが、なぜ利用者の住民に公開
されないのか、という情報公開の問題として
大きな2、「アイプラザ豊橋」に係る指定管理者候補者の選定について
本市の情報公開に関する質問を「アイプラザ豊橋」の指定管理者候補者選定を
例に致します。平成25年度から当該施設は指定管理者制度を導入することにな
りましたが、この候補者選定について、指定管理者公募に応募してきた団体の提
案書を本市は非公開としております。他市が公開するなかで非公開とする本市の
姿勢は納得できません。正に情報公開を進めて住民が対等の情報を持つことが
住民自治の求められるあり方です。佐原市長も「徹底した情報公開」を公約にして
おられたはずです。情報公開は民主主義の要です。
この思いから以下2点伺います。
(1)応募した団体の提案書内容を、非公開として住民に公開しないのはなぜか、
その理由を伺う。
(2)指定管理者候補を選定するにあたり、選定委員5人が応募した9団体に評価
を下している。この評価について、どの委員がどういう評価をしたのかが分る資
料を非公開にしている。公開しないのはなぜか、その理由を伺う。
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