特設:等価交換問題 (その2)
                                  駅前再開発事業を考える
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                             2020年 1月10日
                              昨年5月に審査請求を出していましたが、本日答申書が届きました。
                         以下が提出していた審査請求書です。

                     従前従後不動産鑑定非公開審査請求書.pdf

                             黒塗り部分が17か所あり、そのうち自署や印鑑の印影の4か所を除く13箇所の
                         開示を請求しました。
                         今回の答申書が開示する、とした箇所は3か所でした。
                         しかし、肝心の「なぜアンナ瓢箪型の不整形の土地が、60%も割高の土地価格になるのか、 
                         それが分かる標準価格、個別的要因格差率及び試算価格が非公開のままであることです。
                     
                           森友学園の裁判ではこの部分も含めてすべて公開せよ、
                          という判決(2020年1月確定)が出ています。


                          


                               この判決文は
                               「価格形成上の減価要因は、売買代金額と同等に重要な情報というべきであり・・・・・・・
                               本件条項が公にされることにより森友学園に害される恐れのある利益があったとしても、
                               それは基本的に、「権利、競争上の地位その他正当な利益には該当しないというべきである。」
                               として非公開としたことを違法と断じています。
                              
                             
                                同様の文書を非公開決定とした豊橋市をどう告発するか、現在私案中である


                                   

                                   市に問い合わせたところ、この判決が出る前の答申でした。
                                   再度情報公開を行うことにしました。今度は判決が反映されると思います。
                                
                                 




                              1月29日
                        
豊橋市では駅前再開発事業で建設中の高層マンションの2階3階を
                            「まちなか図書館」(仮称)を建設します。
                            そのための保留床4,000㎡に関する鑑定評価書を情報公開しましたが、
                            やはり黒塗り非公開が多い。(写真下)
                             これでは全く市は説明責任を果たしていない。
                             情報公開条例違反なので審査請求を提出しました。


                       まちなか図書館不動産鑑定非公開審査請求書20200129.pdf

                           




                                 3月16日
    
                       まちなか広場(仮称)については、そもそも豊橋駅前大通一帯は風が強いことが
                            知られており、この広場(図のピンク部分)が東西を高層ビルに挟まれて建設され
                            る関係からビル風の心配があることは容易に想定できる。
                            市もそのことは認識しており、本市も駅前大通2丁目地区およびその周辺は風が
                            強い地区であり建設後もその状況は同様であるとして「強⾵対策に関しては、
                            来年度に予定されている実施設計において⾵環境シミュレーションを実施し対応
                            を検討します」と基本計画で述べていた。
                            ところが
風環境のシミュレーションを行ったはずのH28年度にも、現在もなおその
                            シミュレーションの結果が公表されていないことが市民の情報から分かった。

                            これでは市民の憩いの場としておしゃべりをしたり食事をしたりという空間が実現
                            することができるのかはなはだ疑問である。
                            情報提供してくれた市民は、判断もできない現況で予算を通してはならない、
                            と陳情書を提出した。

                             もっともな陳情である。
                             令和2年3月16日 予算委員会でこの件について質問した。 
                             どういう結果だったのか知らされずに予算を通すのは問題だ。

    
                        
    

    
                
2020年3月23日 
                              再開発ビル保留床(まちなか図書館【仮称】保留床)購入費に関する
                        愛知県不動産鑑定センター及び桜木不動産コンサルタントの不動産鑑定評価書
                        の情報公開について、非公開部分に対する弁明書が市より届いたので反論書を
                        提出しました。


                                      反論書 まちなか図書館不動産鑑定非公開.pdf


                              3月30日
   
                      本日は3月議会に提出された陳述書、請願書を提出された住民らが陳述する日でした。
                         まちなか広場の風環境シミュレーションの結果が公開されていない件について市民が
                         陳述されましたのでご紹介します。
     
                         この問題については、寺本も情報公開請求を行い追及していきます。
     
                         陳述された高橋さんの了解を得ましたので以下2件を掲載します。
     
                             まちなか広場建設予算に対する見解.pdf

                              豊橋市民による令和2年3月議会陳述.pdf



                             

                               

                     4月7日
                      
3月10日に情報公開請求していました、まちなか広場(仮称)の風環境シミュレーションの
                           調査結果が本日開示されました。
                            【村上法による強風の出現頻度に基づく風環境評価尺度】(開示された文書から)

ランク

強風による影響の程度

対応する空間用途の例

最も影響を受けやすい用途の場所

住宅地の商店街 野外レストラン

影響を受けやすい用途の場所

住宅地 公園

比較的影響を受けにくい用途の場所

事務所街


                   とランク分けされていますが、まちなか広場はこの1~3のランク分けには該当せず
                   ランク4ということが分かりました。
    
               このことについて高橋氏は下記の意見を公表しています。

                   
まちなか広場の風環境.pdf
    

                            問題が多いことが分かります。この件については私も説明を求めていきます。

                       

                              4月22日
                     
まちなか広場(仮称)風環境調査で新たな問題が見つかりました。
    
                      まちなか広場の風環境予測において使用されているデータは、報告書3ページに記されている様に
                          計画地の北東1キロメートルに位置する今橋測定局(豊橋市今橋1)で、2010年1月~2015年
                          12月までの6年間に得られた風向き、風速データです。
                          ところが、このデータは下記1~3の間違いがあることが分かり、このデータの正確性に責任がある
                          環境部環境保全課の担当者も間違いがあることを認めました。
                          1、2010年、2011年度の測定において、測定装置の能力不足のため、風速10m/secを超える
                            風速はすべて風速10m/ secと記録されてしまった。

                          2、2012年度、2013年度の測定においては計測器の更新のため、風速、風向きを測定しなかった。

                          3、2014年度の最初の3か月のデータは、結果がおかしかったので削除されていた。

                            調査をやり直すべきです。

     
     

                          
4月27日
                           風環境調査が正しく再調査されるまではまちなか広場(仮称)工事の着工を
                           行うべきではない、とする申し入れ書をまちなか活性課に提出しました。

                           6月議会で市は風環境調査が不適切であったことを認めました。
                           詳しくは会報57号をご覧ください。
                    


                                会報57号令和2年6月議会報告 .pdf  
 
                               9月議会でその結果を答弁することになっていましたが、なんだかおかしなことになっています。
                               詳しくは議事録が出ましたら、ご紹介します。



                               8月31日
                                9月議会で風調査について質問しました。質問にあたり風調査結果を情報公開請求しました。
                                ところが、公開された文書は、市側ッ報告書から作成したA4サイズの用紙2枚のみ。.
                                そこで結論として、組合側が所有する報告書を提出してもらうことになっています。
                                風調査費用は豊橋市が出しているんだから、提出するのが当然です。報告書が公開されたら
                                また、報告します。