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                          札幌市では、これまで市民に親しまれてきた動物園のゾウが死んだことを契機に、今後
                 ゾウ飼育を行うかどうかを市民アンケートを行いました。
                 豊橋市は佐原市長の独断専行です。財源は市民の借金(市債発行)です。

                 

                 

                            寺本ひろゆきが行った
                          あなたはゾウの群れ飼育に賛成ですか?  反対ですか?
                          のアンケートに72人の方からご意見を戴きました。
                          ご協力、ありがとうございました。
                          寄せられたご意見を掲載します。 
                                            

   


   アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。
   72人の方から回答をいただきました。
   ゾウ群れ飼育事業に賛成の方は1人、他の71人は反対と言う結果でした。
   震災対策や社会保障の面を優先すべきだ、という意見が大半を占めております。
   また動物愛護の面から教育的にも良くない、という意見が多かったです。
   みなさまのご意見を受け止めて議会に生かしてまいります。
(寺本)
   
  賛成1人

  実物、生きた動物を直接見せることが最大の教育となる。やたら反対はやめよ。云うなら具体策を出せ!
  現在の市議を2分の1にして給与などを2分の1にすればよい。
   充分費用保険費をUPする必要なし。



    
    


     具体策を示せ、とのご意見ですので、私の意見を述べさせていただきます。
     確かに、実物は映像よりは感じるものがあると思いますが、生息地とは大変環境の違う
     日本で広大な土地を回遊する大型野生動物のゾウを10頭以上も群れ飼育することが
     いかに不自然で動物にストレスを与えるかを考えたい。
     現在日本で109頭のゾウが飼育されていますが、子ども生まれて生きているのは、
     これまでにわずか4頭にすぎません。
     その現実に目をつぶっての事業がどれほどの子ども教育になるでしょうか?
     本来の棲息地で悠々と生きるゾウの親子を見せて、語り聞かせるのが子どもたちに
     とっても良い教育になると思います。
     現在日本では子どもの数より434万3000も多い2234万3000匹のペットが飼われ
     ています。他に爬虫類なども相当飼われています。また逆に捨て犬、捨て猫、捨て爬虫
     類もかなりの数です。
     ご存知でしょうか?
     もっと私たちは凡夫の所業、足りるを忘れてはいけません。生きとし生けるものみな同じ
     憐れみの心を持てと御釈迦様も説いておられます。

     私がゾウであったら・・・・。
(寺本)   

 

  反対 71人 (そのうちの10人の意見を掲載いたします。)

        人間の家もない人たちがいると言うのに、呆れて物も言えません。ゾウの群れを飼育するのに土地をどうして確   保するのですか?そんなことに使うお金があったら地震に強い家を改修する費用(補助金)にまわしてほしいで   す。ゾウを誕生させたことで飼育して儲けるつもりでしょうか?今後大地震が起きてゾウの暴動が市街に起きたら   予想外などと言ってはおれません。

        マーラ人気のみにあやかった思慮の欠けたものはもはや政策とは言えない。地域性と特殊性を併せ持ったもの   を市政とすべきであり、佐原市政に一片も感じられない。

        原発の稼動と同様、想定外の危険に対する備えもなく推進することは、愚かで税金のムダ遣いです。ゾウ舎建   設予算は、子どもや老人、ホームレスなどに回せば良いと思う。

        東海、東南海大地震対策に今は全力を注ぐべきと考えます。豊橋の津波は20メートル以上と警告を受けてい   ます。豊橋科学技術大学などと連携されて、可能な限りの防衛策をとられたらいかがでしょうか?

        ゾウの飼育にこれほど費用がかかるとは思ってもいませんでした。今の子どもの教育には別の方法で充分だと    考えます。

        ゾウは一部の方しか関心はないと思う。税金はもっと有意義に使うべき。議員の方はもっと市民の声を聞くべき   です。

        不況時代に税金は大事に利用してほしい!企業も個人も減収時代。新しいムダ遣いはやめてください。3月に   動物園に行ったとき、マーラは近くに見え、かわいかった。しかしアフリカ園は広すぎて動物がどこにいるかわか   らない。広すぎるのも見る側からは良くない。幼児の視線は近くが良いですね。

        動物園は縮小か廃止でもいいです。遊園地は特に不用で赤字のもとでしょう。ゾウの群れなどとんでもない話で   す。サバンナの動物もあまりよく見えません。もっと智恵を絞ってください。楽しくなるようによろしくお願いします        低所得者の意見をもっと聴くべき。理想と現実のギャップの大きさと、市議会議員はなっとるエリートはもっと調   査し把握せよ。市がどうあるべきか?市民生活はどうなっているのかしっかり見てください。老齢化もしかり。
        ゾウどころではないゾウ〜!!佐原市政ダメ!!だゾウ〜。

   他に動物愛護の面から反対の声がいくつか届きました。

              

      豊橋市のゾウ12頭群れ飼育に異議あり 
                                                    2012.4.1
 
 現在国内にゾウは109頭飼育されています。豊橋市は上野動物園と象のブリーディング・ローン契約(繁殖目的で
  動物園同士が相互に動物を貸し出し、あるいは借り入れする)をしました。
その契約に則り、上野動物園から母ゾウ
 アーシャを借り受け
、昨年全国4例目のアジアゾウを誕生させることに成功しました。これを契機にゾウの「群れ飼育」
  を始めよう
と豊橋市は計画しています。

 今後ゾウ舎建設に25億円、年間えさ代2000万円をかけ、国内のアジアゾウの繁殖を積極的に進め、本市のシ
 ティプロモーションの柱にして集客をもくろむという。
  子ゾウのマーラは可愛く、市民に愛されていますが、この事業はいくつかの大きな問題を抱えております。
 

 ☆1つ目にブリーディング・ローンは動物の所有権は残したままで、生まれた子どもは貸し手と借り手で分配する契約になっており
 ます。したがって1頭目のマーラは、母ゾウ・アーシャを所有する上野動物園に帰ることになっております。広大な敷地を確保し「群れ
 飼育」を行ったとしても、「ゾウの生態」を壊した生活を強要、無視したものです。動物虐待そのものです。野生動物の激減から、
 種の保全に協力したとでも考えているのなら、考え直すべきです。


 2つ目に最も大きな問題は、昨年の東日本大震災を体験した私たちは、東海、東南海、南海大地震が近い将来に高い
 確率で想定され、防災対策に取り組んでいる最中です。東日本大地震の教訓は「振り向かず逃げろ」です。そんな中で巨大野
 生動物のゾウ12頭をどのように避難させるのか。第1に避難対策講じられるのでしょうか?甚だ疑問です。


            二次災害、三次  災害と大変な事態になることは容易に考えられます。

 3つ目に、豊橋市では介護保険費の値上がりにみるように高齢社会への対応にますます厳しい財政状況下にあります。
 不要不急の経費は削減しなければなりません。この時期にゾウ舎建設費、飼育経費、ゾウ購入費に10年間で少なくとも50億
 円という莫大な税金を投入する余裕があるのでしょうか?私は「ない」と考えます。住民は当然のこと、ゾウやその他の動物を災害
 から生命を守ることはできません。現在豊橋市の動物園にはゾウ、ライオン、トラヒョウ等猛獣が11頭います。麻酔銃は2丁しか
 ありません。本事業のリスク面から考えて、このような公共事業は止めるべきだと考えます。

  
              以上の理由から、ゾウの群れ飼育事業には反対です。

  NPO「地球生物会議ALIVE」は「ゾウを知ろう」と題して次のようにホームページで述べています。
  「ゾウは大変強い絆でむすばれた母系家族で暮らしており、家族は全員で子ゾウの世話をします。
  ゾウの生活にとって、家族や社会の存在が非常に重要です。一番年上のメスがリーダーとなり群れが25頭以上になると
  分裂して、もう一頭の年上のメスを中心に家族を形成します。ゾウが生きていくためには広大な面積の自然の中で生態系
  を保全する必要があります。」と。

  ゾウが生きていくにはゾウにふさわしい自然が必要なのです。
  本来動物愛護はバードウォッチングの姿ではないでしょうか。
  自然の中で自由に生きる野生動物の生態系をそっと遠くで眺めることであって、籠のなかの鳥からは本来の鳥の姿は
  見られない。生まれ育った大自然の中で自由に生きるアジアゾウの生態を、ハイビジョンの映像で子どもたちに見せる
  方が教育的にもいい、と考えます。

                                                 寺本ひろゆき