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    住民監査請求偽装問題を追う

             08,03,27提出
             住民監査請求調査特別委員会設置を発議した豊橋市議会議長への要求書全文

        

                 豊橋市議会議長
                    村松 千春 様                              平成20年3月27日
                                                                        豊橋市民オンブズマン
                                                                      寺本 泰之(紘基会)
                                       豊橋市議会議長への要求書

                          要求項目:

1、 捏造的資料(別添)に基づき設置された住民監査請求問題特別委員会(以下、本件委員会という)であることから、その設置理由に瑕疵があったことを認めること。
2、 選挙運動用ポスター監査請求にあたり、ある市民(以下、A氏という)から自分の名前を無断に使用したとされている運動員(以下、S氏という)に対して、無断使用していないことを明らかにすること。
村松議長が証拠として提示した資料2にはA氏の署名がある。当該監査請求書にA氏の署名がある。その二つを筆跡鑑定すれば「S氏が頼んだらA氏がテーブルの上で署名してくれた」ということが明らかになる。筆跡鑑定の方法を用いてS氏の疑惑を晴らすこと。
要求理由:
 本件委員会は平成19年11月19日に豊橋市議会議長村松千春氏の発議によって設置に及んでいます。村松議長は本件委員会設置理由について「A氏から監査請求書に署名・押印した事実はない旨の文書(資料2)が届いたこと。また、2名の市民から当該監査請求に本市の議員が関わっていることから、議会の信頼問題に関わるという内容の文書が届いていること(資料3,4)」をあげています。そして当該文書を証拠資料として提示しております。しかし、本件委員会の設置理由には以下1〜4の問題があります。
@、証拠資料2については昨年10月1日付けで村松議長から送られた「確認及び説明をしていただきたい事項」の文書にA氏から署名してもらったというS氏がいると私は翌日の10月2日に回答しております。にもかかわらず村松議長はA氏への聞き取りだけでS氏には聞き取りをせず、本件委員会を設置しております。この行為は著しく公正・公平さに欠けます。また資料3,4の申立書は私の無断使用を決め付けた捏造的な内容を証拠資料としています。資料3,4の文面は別々の人が書いたものとはとても思われない。資料4に至っては市民の会を名乗りながら匿名としているのはおかしな話です。
A、資料5に書かれている内容は事実と異なります。私がA氏のところへ伺ったのはサブスタッフS氏にいたる説明不足を謝罪にいったのです。無断使用の謝罪ではありません。瑕疵の説明によって本件委員会を設置しています。
B、本件委員会開催中に、私の要望からS氏への聞き取り調査をしておりますがS氏の証言に信憑性が欠けるとするだけでA氏が署名したのか、しなかったのかの判断がなされていません。このままではS氏は他人の名前を無断使用したことになってしまいます。
C、村松議長は、本来独立性を求められ住民が監査請求しやすくするようにあるべき監査委員制度に介入し、S氏という住民の責任を追及することで著しく市民の請求権を萎縮させ侵害しました。また現在市民権を得て市民オンブズマン活動をしている多くの方々のイメージを悪くしました。
以上のことから真相を明らかにして、議会の信頼を失わないためにも村松議長に要求項目1,2を強く要求します。
                                                   以上

        

特別委、市議攻撃に終始 豊橋市議会 結論うやむや


有識者が委員会設置の問題性を指摘朝日08.03.27
問題のすり替え
全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士の話
今回の特別委員会の設置は、審査委員会の中立、独立性を踏みにじるものだ。ミスを好機に問題のすり替えをし、本末転倒だ。
権利の敷居高く
住民監査請求制度に詳しい立正大学の山口道昭教授の話
住民監査請求の内容を審査するために議会が特別委員会を設置するのは異例だ。市民の権利である住民監査請求の敷居を高くしてしまうおそれがある。

※結局議長からの厳重注意文は無し。(寺本)



        東日08.03.04付
         
住民監査請求調査特別委が解散  委員長報告、内容に触れず
          豊橋市議会住民監査請求問題調査特別委員会の原基修委員長は、3日開会した定例会本会議の席上、予算大綱説明後
          活動報告を行ない、解散した。
          2月13日に「住民監査請求における要件審査のあり方等についての意見のまとめ」、20日に請求人代表である寺本泰之
          市議について「調査結果」をまとめ、村松千春議長に提出したことから、委員長報告では内容について全く触れなかった。
          原委員長は「昨年12月に設置されて以降4回にわたって開催し、精力的に調査研究を行なってきた」と経過を説明し、「設置
          目的に関し、必要な調査研究を行ない、役割は十分果たしたものとしてすでに調査終了を決めている」と報告した。
         
         ※ではこれまで「偽装偽装」と追求されたS氏はどうなるのだ!これからが調査のはじまりと思ってます。(寺本)

    

08.2.20
特別調査委員会は寺本ひろゆきの主張が信憑性にかけると結論付け
厳重注意以上の処分を決定しました。
当委員会報告書が提出されましたら、内容全文をここに掲載します。

ただし、この問題につきましては私はここからがはじまりと思っております。
                                      (寺本)

東日新聞08.2.19
真相は闇の中へ監査請求人偽装疑惑問題
              「本質すり替え」と寺本氏


豊橋市議で豊橋市民オンブズマン代表、寺本泰之氏らが行なった選挙用ポスター
作成費公費負担問題に関する住民監査請求に絡んで、監査請求人偽装が発生し、
事実解明とともに、住民監査請求制度における要件審査のあり方などについて審
議してきた豊橋市議会住民監査請求問題調査特別委員会(原基修委員長、9人)
は、20日午後2時から委員会を開き、最終報告をまとめて解散する。監査委員事
務局に「署名した覚えはない」と抗議し、正副議長宛に同趣旨の申立を行なったカ
ラオケ店経営、T氏(74)と、そのT氏から目の前で直接署名をもらったと主張する
S氏(71)の言い分が真っ向から対立しており、その結果はいかにー
[各派代表者会議]
豊橋市議会各派代表者会議が18日開かれ、この問題の取り扱いを協議した。村
松千春議長、岡本泰副議長は昨年行ったT氏とともに、寺本氏の指摘に応じ、今
月10日にS氏からも事情聴取し、その内容を報告した。その結果、T、S氏の主張
の違いがはっきりしたが”一つしかない事実”の解明は特別委の枠(設置趣旨)を
超えているという判断が大勢を占め、「両主張」を併記する形、これ以上の真相解
明は行なわない方向で決着させる模様。
[寺本氏とS氏の説明食い違い]
特別委が両主張併記で、軍配をあげなかった場合、信ぴょう性の有無は市民の
判断に委ねられる。S氏は、カラオケ店のカウンターでT氏から本人とともに、T氏の
息子の署名、押印ももらったと証言している。寺本氏は参考人として招致された特
別委の席で「SさんはT氏本人に署名してもらったと言っているので、それを信じる」
と述べ、説明に食い違いもある。
[寺本応援団]
議員通信簿連絡会議(松元保代表、春日井市)の4人が18日、豊橋市議会を訪れ
村松井春議長に対し、この問題に対する公開質問状を提出した。特別委を傍聴し
ていて、寺本氏に対する追求が厳しすぎるのではないか、委員会の設置趣旨から
逸脱しているのではないかといった疑問を寄せた。29日までに回答を求めている。
[寺本氏の真意]
「一言で言えば、問題の本質をすり返られた」と寺本氏。「高額な公費請求を行なっ
ておきながら、そのことの真相解明を行なわず、400人余の監査請求人のうち、ご
く一部の人が署名した・しないのといった枝葉の問題に争点を移した陰湿なやり方
だ。」「選挙ポスターは議会への入り口。官僚は、各候補者が高額な公費を請求し
てくるのを手ぐすね引いて待っている。その毒まんじゅうを食えば、同じ穴のムジナ
というわけだ。だからポスター作成費問題にこだわる」と力説する。
「灰色決着?が一番]
そう言う寺本氏にとっても、これ以上、筆跡鑑定を叫んだり、真相解明を訴えること
は得策ではない。規則にあまりしばられない住民運動本来の勢いをそいでしまいか
ねない。[署名した覚えはない」と抗議するT氏。[目の前で署名してもらった]と主
張するS氏。時には真相をグレーゾーンで包み封印するのも政治的決断であろう。

東日新聞08.1.11付け
豊橋市議会住民監査請求問題調査委
監査請求人偽装疑惑議論は全くの平行線寺本氏に実情聞く
市民A氏の言動焦点に 

豊橋市議で豊橋市民オンブズマン代表・寺本泰之氏らが行なった選挙用ポスター作成費公費負担問題に関する住民監査請求の監査請求人偽装疑惑について解明する豊橋市議会住民監査請求問題調査特別委員会(原基修委員長9人)が10日開かれた。寺本氏本人を参考人に招致し、疑惑解明に努めたが、疑惑の発端となった「署名も押印もした覚えがない」と市役所監査委員事務局に抗議したカラオケ店経営A氏(74)=向山=の言動、その事実関係が問題となり、筆跡鑑定を求める意見まで飛び出した。
委員会では5氏が質疑に立った。まず450人に及ぶ集団住民監査請求の中で、寺本氏が代理人なのか、代表なのか、立場・位置付けが問われた。それに対し「住民監査請求の趣旨を多くの人に知ってもらおうと、賛同者を募った。当初100人を目指したが、予想を大きく上回った」などと経過を説明。運動員10人が友人知人を介して署名・押印を集めたことを明らかにした。
A氏が署名・押印を否定している点について、説明を求めたのに対し、寺本氏は「運動員の知人、S子さんが店に行き、カウンターで趣旨を説明し、目の前で署名・押印してもらったと聞いた。A氏の発言とはガチンコ(真反対)だが、私はボランティア女性Sさんを信じる。関係者の筆跡鑑定をお願いした」と切り返した。
A氏の抗議が新聞に載り、問題となった際に、寺本氏が菓子を持参して謝罪にA氏を訪ねた点について、寺本氏は「菓子は儀礼的なもの。説明不足を謝罪したもので、非を認めたものではない」と突っぱねた。そのほか、手続き上の問題点などが取り上げられたが、委員の執拗な追及に対し、寺本氏が言葉を荒げる一幕もあった。住民監査請求の新しい手法か、冒とくか、議論は平行線をたどった。

(注:私の答弁ががあっちこっちしていたので致し方ないと思いますが、少し記事にあやまりがありますので訂正、補足させてもらいます。
A氏に署名をしてもらったのはSさん(男性)です。Sさんの友人Kさん(女性)がSさんにお願いしてA氏に署名してもらったわけです。SさんはA氏が経営するカラオケ店へよくいく客です。SさんとKさんはあるボランティアの会員仲間で毎日のようにボランティア活動で顔を合わせる仲だそうです。そんな仲なのでその後その店にもSさんKさんは行ったようです。私はSさんKさんのいうことをを信じております。Sさん、KさんはA氏が署名したことを市の監査委員事務局に出向き証言をしてくれております。
議長、副議長がA氏に聞き取り調査をしたとき、A氏が私(寺本)に「私(A氏)の名前を無断で使用した人間を連れて来い、といった」と言っていますが、私はそんなことは言われていません。その件は同行したKさんも同意見です。議長、副議長がこのSさん、Kさんの聞き取りを行なっていないのは公平性に欠けます。
しかし、ここで言った言わないの問答はらちがあかない。偽装が発端の委員会なら筆跡鑑定をしてまず偽装問題を解明すべきでしょう、と私は主張しているのです。監査委員事務局まで出向き、私がお願いしました、と証言したSさんにとっては名誉に関わる問題です。(寺本)


東愛知新聞2008.1.11付け
ポスター費住民監査請求問題 豊橋市議会調特委
名前の無断使用 全面否定 寺本市議を参考人招致
豊橋市議会の「住民監査請求問題調査特別委員会」(原基修委員長)は10日、市議選候補者ポスター費をめぐる住民監査請求に請求人の名前が無断で使われた疑惑で,同請求人代表だった寺本泰之市議(紘基会)を参考人招致。寺本参考人は「無断使用の事実はない」などと述べ、全面否定した。
5会派の代表がそれぞれ、無断借用されたと主張するカラオケ店経営A氏や、同氏に署名を促したS氏への認識と事実関係など質問。寺本参考人は「(457人の請求人中42人が要件を満たしていなかった点に)説明が不足し、大変迷惑をかけた」と陳謝した。しかし同疑惑については「S氏を信じている。筆跡鑑定すればよい」と強く述べ、”最初に偽装ありき”から始まった調査へのいらだちを隠さなかった。
傍聴した60代の男性は「寺本さんは監査請求のプロではなく、反省もしている。監査委員の職務怠慢という面もある。責任を一人に押し付けるとせっかくの住民運動が、今後は起こらなくなってしまうのでは」と話していた。同市議会では近く、各派代表者会議を開き、対応を協議する。

      ○監査請求請求人について、その署名で名前を無断借用したことで11月19日の豊橋議会運営委員会で
        特別委員会が設置されることになったようです。
       私はこの設置については歓迎しております。マスコミ、一般市民へ公開で開催していただきたいと申し出
       ております。これまでのいきさつ、A氏に署名をお願いした運動員、その場にいた複数の客の様子等をす
       べてお話しします。
       また、なぜポスター作成費の公営負担に拘るかについても明らかにしたいと思っています。(07.11.20)

      ○9月22日付中日新聞に、今回私が行ないました監査請求に「無断で名前を借用した」という記事が載せ
       られました。こういう事態を起こしたこと自体、まず深くお詫び申し上げます。
       私の説明不足が原因であったことは事実であります。
       このことを受けて早速事実関係を調査、その結果を9月25日記者発表いたしました。
       明らかになったことは、新聞に書かれたような「名前の無断使用」は全くありませんでした。
      
       今回の事件を教訓として、これからの議員活動に生かして参ります。
        請求人集めの経緯を掲載しました
        豊橋議長への回答 07.10.02
                                                   07,9,25 寺本 ひろゆき
 

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